月刊グラフィア 2022年4月号

2022年3月の位置情報ニュースまとめ

地図と位置情報を中心としたニュースサイト「GeoNews」の協力を受けて、2022年3月に掲載したニュースの中から厳選した5つの話題をピックアップして紹介します。

ヤフー、「Yahoo! MAP」で桜の名所の開花状況を表示する「全国桜開花マップ 2022」を提供開始

ヤフー、「Yahoo! MAP」で桜の名所の開花状況を表示する「全国桜開花マップ 2022」を提供開始

ヤフー株式会社は3月10日、地図アプリ「Yahoo! MAP」にて、桜の名所の開花状況を表示する「全国桜開花マップ 2022」を提供開始しました。画面下部を引き上げて「全国桜開花マップ2022」のカードをタップすると利用可能となります。

「全国桜開花マップ 2022」は、地図上で桜の名所の開花状況を確認できる機能で、該当スポットの詳細情報やルート検索なども行えます。沖縄県を除く全国約1,000カ所の桜の名所に対応しており、地図上に7段階の開花状況にあわせて、「つぼみ・咲き始め」「5分咲き・7分咲き」「満開」「散り始め」「終わり」の5種類の“開花ピン”で表示します。

ピンをタップすると、画面下部でスポットの写真や例年の見頃時期、花の種類などが確認できます。さらに、地図上にて7段階の開花状況で絞り込みが可能で、各スポットの花の種類や夜間鑑賞の可否、開設期間、定休日、営業時間、車・鉄道でのアクセス、公式サイトなども掲載しています。

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ジオロニア、ベクトルタイル形式の地図開発を支援するツールをオープンソースとして公開

ジオロニア、ベクトルタイル形式の地図開発を支援するツールをオープンソースとして公開

株式会社Geolonia(ジオロニア)は、ベクトルタイル形式の地図開発を支援する2つのツール「itoma(イトマ)」と「kata(カタ)」を3月28日にオープンソースソフトウェアとして公開しました。

両ツールは国土地理院との契約により開発したNPMパッケージで、国連の「UN OpenGIS Initiative」が推進する「国連ベクトルタイルツールキット」プロジェクトの一部としてMITライセンスで公開しました。Geoloniaとしては、政府機関からオープンソース化を前提して受注した初めての事例となります。

itomaはベクトルタイルベースの地図をプレビューするためのコマンドラインツールで、データ形式で配信するベクトルタイルを地図形式で表示することにより、地図を利用したウェブサイトやアプリケーションの開発を容易にします。

kataは地図データを他の形式に変換できるコマンドラインツールで、「metadata.json」形式のファイルを表形式に変換したり、「YAML」形式のファイルをMapboxがオープンソースとして提供している「Tippecanoe」形式に変換したりする機能などを備えています。

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国土地理院、福島県沖地震に関する空中写真や震源断層モデルなどを公開

国土地理院、福島県沖地震に関する空中写真や震源断層モデルなどを公開

国土地理院は3月17日、前日に発生した福島県沖を震源とする地震に関する各種情報を公開しました。

公開したのは、3月17日撮影の空中写真(斜め写真)、GEONET(GNSS連続観測システム)による地殻変動に関する情報、電子基準点などのGNSS観測点で観測された地殻変動をもとにした震源断層モデル(矩形断層一様すべり)、地球観測衛星「だいち2号(ALOS-2)」観測データのSAR干渉解析による地殻変動の状況などです。

空中写真は宮城福島沿岸地区を撮影したもので、地理院地図に表示されたアイコンを選択すると閲覧できます。

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クロスロケーションズ、店舗や施設周辺の人流変化がわかる「業界別人流トレンド」を公開

クロスロケーションズ、店舗や施設周辺の人流変化がわかる「業界別人流トレンド」を公開

クロスロケーションズ株式会社は3月7日、店舗や施設周辺の日々の人流変化がわかる「業界別人流トレンド」をウェブサイトにて公開しました。

「業界別人流トレンド」は、同社の位置情報ビッグデータ解析エンジン「Location Engine」を使用して、主要業界の店舗・施設周辺の人流の状況をグラフなどにまとめたもので、コンビニ、スーパー、ホームセンター、ファミレス、ドラッグストア、家電量販店、テーマパーク、百貨店、ファストフード、ガソリンスタンド、自動車販売店、ホテル/旅館、大型ショッピングモールの計13業界について、全国の店舗を網羅してシステムに登録している。トレンドのグラフは日々更新され、人流トレンドの昨日比および昨年比もわかります。

同社は同グラフのもとになっている「業界別の推計来訪数値データ」の発売を3月中に予定しています。同データを利用することにより、ユーザーの動向分析や、各業界の店舗周辺での人流の違いを把握することが可能となり、リアルとデジタルを連動させた取り組みも可能となります。

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荒川下流域の地形を表現したデータをダウンロードできる「荒川下流GISオープンデータポータル」が開設

荒川下流域の地形を表現したデータをダウンロードできる「荒川下流GISオープンデータポータル」が開設

荒川下流河川事務所は3月29日、荒川下流域に関連するさまざまなデータをダウンロードできる「荒川下流GISオープンデータポータル」を開設しました。

同サイトは、荒川下流域に関連したオープンデータや地形の起伏を表現したデータ(地形モデル)などを取得できるサイトで、地域課題解決のコンテスト「アーバンデータチャレンジ2021」のビジネス・プロフェッショナル部門で最優秀賞を獲得しています。

公開した地形モデルは航空レーザー測量で取得した点群データをもとに作成したもので、TIFやFBXなどのファイル形式で公開しており、GISやゲームエンジンなどのソフトウェアで読み込んで設計業務などに使用できます。

オープンデータは名称ラベルや公開用距離標測量成果などの基礎データ、重要水防箇所やライブカメラ位置、雨量観測所、水位観測所などの防災データ、河川環境基図データなどの環境データを収録しており、施設データやBIM/CIMデータの公開も予定しています。

また、空撮画像や3D河川モデルなどの連携を図れるWeb API URLも公開しているほか、同事務所で公開している「荒川3D河川管内図」や「荒川3D洪水浸水想定区域図~3D洪水ハザードマップ~」、「荒川下流ゴミMAP」、「荒川River-SKY-view」などへのリンクも掲載しています。

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記事協力:GeoNews