「NO RICE NO LIFE」地図で読み解く「日本米」の世界
2024年の夏。異常気象や自然災害、物流の混乱が重なったことで、全国的に米の収穫量が減少しました。さらに需要の増加も加わり、“米不足”が深刻化しています。そんな状況の中で、私たちの暮らしに欠かせないお米が、関心を集めています。

毎日口にしているにもかかわらず、意外と知られていない「お米」について。いま改めて注目したいのが、「日本のお米はどこで、どのように育てられているのか」。その答えを地図を通じてわかりやすく示しているのが、JA全農が提供する学習サイト「NO RICE NO LIFE」です。このサイトの魅力は、お米の歴史や栄養、品種、栽培地域など、お米に関するあらゆる情報を直感的に学べる点にあります。

「お米図鑑」では、全国各地の代表的な米の特徴や背景が紹介されています。お米の写真をクリックすると産地の気候や土地の歴史なども交えて、日本各地の魅力をお米を通して学べることができます。

地理的条件と品種のつながりを視覚的に理解できるのは、こうした気候と品種の関係を地図上で視覚的に学べるため、地理や地図が好きな方にとっては非常に興味深い内容になっています。こうして見ると、スーパーに並ぶお米はごく一部であり、日本には沢山の種類のお米が存在していることに驚かされます。

「RICE TASTE MAP」では、全国のお米の味わいを地図で見比べることができます。粘り気や香り、甘さ、粒の大きさといった違いが視覚的にわかり、地域ごとの味の傾向や品種の特徴も見えてきます。

サイトでは、稲作の歴史やお米の単位(石・升など)、世界の生産量ランキング、米作りの一年間の流れといった豆知識ならぬ“米知識”も豊富に紹介されています。お米を単なる「食べ物」としてだけでなく、「文化」や「風土」、「歴史」という多角的な視点から理解できるのは、このサイトならではの魅力です。米不足をきっかけに、日本各地の自然環境とお米のつながりを改めて見つめ直し、食への理解を深めてみませんか?
【全農公式】米消費拡大ポータルサイト「NO RICE NO LIFE PROJECT」