国土交通省が主導する3D都市モデルプロジェクト「Project PLATEAU(プロジェクト プラトー)」のVer 1.0が3月26日に公開されました。
Project PLATEAU Ver1.0を公開しました。現実の都市をサイバー空間上に再現する3D都市モデルの整備・活用プロジェクトとして、全国56都市の3D都市モデルの整備を完了し、ユースケース44件を公開しました。本日から3D都市モデルのオープンデータ化も開始します。 https://t.co/H0Fng6bhCa #PLATEAU pic.twitter.com/4Y6yJ5p5Xd
— Project PLATEAU (@ProjectPlateau) March 26, 2021
国土交通省のWebサイトによると、3D都市モデルは「都市空間に存在する建物や街路といったオブジェクトに名称や用途、建設年といった都市活動情報を付与することで、都市空間そのものを再現する3D都市空間情報プラットフォーム」とのこと。都市の細かなデータを3Dの都市空間データとして公開することで、より高度な都市計画の立案や都市活動のシミュレーション、分析が可能になります。
報道発表資料:Map the New World.~Project “PLATEAU”のティザーサイトをオープンします~ - 国土交通省
https://www.mlit.go.jp/report/press/toshi03_hh_000068.html
具体的な一例として国土交通省が挙げているのが、浸水想定区域図と組み合わせた事例。3D都市モデルを活用することで、実際の建物データをグラフィカルに確認しながら避難場所を検討するなど、防災政策の高度化につながるとしています。
より具体的な利用イメージは、YouTubeに公開されているティザー動画もご覧下さい。
今回公開されたVer1.0では、全国56都市の3D都市モデルの整備を完了。さらにユースケース44件が公開されました。また、新機能として「階数、建築年の絞り込み機能」「属性情報の色分け表示機能」「建物ID・フリーワード検索機能」が実装されています。
公開されているデータは無料で、商用での利用も可能。都市計画以外でもさまざまな用途で利用でき、すでに有志がさまざまな形で利用事例を公開しています。
この日を待ってた。国土交通省が東京23区の3D都市モデルを無償公開。
— にゃんこそば⛅データ可視化 (@ShinagawaJP) March 26, 2021
FBXにも対応してるから、業務用はもちろん、東京を舞台にした3DゲームやVRアプリだって作れる。今後50以上の都市に拡大予定。これは未来が始まったかも!
Project PLATEAU https://t.co/9vlrxHp1cT
データ https://t.co/6bBLzXZV5g pic.twitter.com/x9idtOEEUX
#PLATEAU のオープンデータをオクルージョンとしてHoloLens2で使ってみた!
— YORIMIYA@xRMV (@jav6868) March 26, 2021
やばいわ。まじの一切の調整なしでこのレベル!時代が変わりそうだ。。
特に20秒〜エヴァの”ガフの扉”をHoloLens2で出してみたけどこれめっちゃまじでわかりやすいと思う pic.twitter.com/UhFPa0LKI9
PLATEAU新宿、動画にしてみた#PLATEAU #Twinmotion pic.twitter.com/3CTMt748TX
— こしあん (@cocyan_viz) March 27, 2021
PLATEAUは公式サイトの「PLATEAU View」から実際に試すこともできます。興味のある方は下記のリンクからアクセスしてみてください。
■URL
PLATEAU View
https://plateauview.jp/