月刊グラフィア 2023年9月号

2023年8月分の位置情報ニュースまとめ

地図と位置情報を中心としたニュースサイト「GeoNews」の協力を受けて、2023年8月に掲載したニュースの中から厳選した5つの話題をピックアップして紹介します。

位置情報ゲーム「信長の野望 出陣」が正式に提供開始

位置情報ゲーム「信長の野望 出陣」が正式に提供開始

株式会社コーエーテクモゲームスは8月31日、スマートフォン向け位置情報ゲーム「信長の野望 出陣」を正式に提供開始しました。

同作品は、実際に歩くことで自分の領地を拡大していく位置情報ゲームです。現実の地図上に城や施設、武将たちが登場し、実際に戦国の世を歩いているかのような体験を楽しめます。武将の育成や内政による国力の強化など、歴史シミュレーションゲーム「信長の野望」シリーズらしい要素も充実しています。

サービス開始を記念して公式X(旧Twitter)にてサービス開始記念キャンペーンを実施中で、選べるギフトコードや最新スマートフォン、10万円分の旅行カタログ、オリジナルグッズなどが当たります。キャンペーン期間は9月6日までとなります。

ゲーム内では、歴史上の有名な合戦などをテーマにした物語を追体験できる列伝イベント「桶狭間の戦い」や、サービス開始を記念したログインボーナスを実施しています。

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長崎県、県内全域の3D点群データを「オープンナガサキ」にて公開

長崎県、県内全域の3D点群データを「オープンナガサキ」にて公開

長崎県は8月17日、県内の地形を計測した3D点群データを、ウェブサイト「オープンナガサキ」にてオープンデータとして公開しました。

同県は3月14日に長崎地区(長崎市、時津町、長与町)の3D点群データを試験的に公開していましたが、このたび公開エリアを県内のほぼ全域に拡大しました。

公開する3D点群データは、2012年度から2020年度にかけて取得したもので、LAS形式のファイルとして提供します。点密度は4点/㎡以上で、場所によって異なります。

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Geolonia、住所正規化と緯度・経度の追加を行える「クイック住所変換」を提供開始

Geolonia、住所正規化と緯度・経度の追加を行える「クイック住所変換」を提供開始

株式会社Geoloniaは8月16日、住所正規化および緯度・経度の追加サービス「クイック住所変換」を提供開始しました。

同サービスは、住所データを取り扱う際の課題となっている「表記ゆれ」および「座標化」を行えるサービスです。表記ゆれが起きている住所を含むExcelファイルやCSVファイルをアップロードすると、統一されたフォーマットの表記に変換した正規化済みの住所と、座標が付与されたデータをダウンロードできます。

全国の住所を網羅し、継続的に更新するデータとして同社が公開した「Geolonia 住所データ」を利用しており、住所を、番地・号レベルまで正規化できます。テストデータでの実績として、約98%の精度で正規化が可能です。なお、正規化できなかった住所は、マッチングレベルやエラーの内容を付与して戻されます。

ユーザー登録や事前申請などは不要で、クレジットカード決済に対応しており、個人でも法人でも利用できます。料金(税別)はスタンダード(1000件まで)では5000円、ミドル(5000件まで)では1万円、ラージ(1万5000件まで)では3万円で、緯度・経度の追加(ジオコーディング)が不要の場合は半額の料金となります。なお、1万5000件を超える場合はラージの料金に加えて1件につき1円(ジオコーディング不要の場合は0.5円)となります。

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マップル、住所正規化ツール「アドレスクレンジングツール」を提供開始

マップル、住所正規化ツール「アドレスクレンジングツール」を提供開始

株式会社マップルは8月28日、Windows用の住所正規化ツール「アドレスクレンジングツール」を提供開始しました。

同ツールは、住所表記ゆれを解消し、住所の文字列を階層別に分割整理する専用ツールです。これまで同社が提供していた「アドレスマッチングツール」は住所正規化だけでなくジオコーディングやリバースジオコーディングの機能が含まれていましたが、アドレスクレンジングツールは住所正規化に機能を特化して提供します。

インストール型のアプリケーションのためオフラインでも動作可能で、個人情報などの機密性の高いデータについても安全に利用できるため、自治体において住所情報の紐付けやチェック用ツールとして、また企業の顧客リストの住所情報の定期クリーニングなどにも活用できます。処理件数による課金体系ではないため、大量の情報を処理する場合でも料金を気にせず利用できます。

住所辞書には約4500万件を収録しており、特殊な住所にも対応します。また、住所編集ツールを搭載しており、住所辞書とのマッチング率の低い住所について、ツール上で住所辞書をベースにしたプルダウンの中から選択していく形で適合する住所を探すことができます。

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ゴーガ、位置情報データ活用プラットフォーム「GOGA GIS」を提供開始

ゴーガ、位置情報データ活用プラットフォーム「GOGA GIS」を提供開始

株式会社ゴーガは8月24日、位置情報データ活用プラットフォーム「GOGA GIS」を提供開始しました。

同プラットフォームは、マップ上で位置情報ビッグデータを閲覧・比較できるサービスです。Google Maps Platformを搭載しているのでストリートビューや航空写真なども利用できます。店舗の立地状況の把握や各種統計データの比較、設定した商圏のデータ収集など、さまざまな用途に利用できます。

位置情報ビッグデータは、「モバイル空間統計」、「KDDI Location Data」、「Agoop 流動人口データ」、「全国うごき統計」、「BizXaaS MaP人流分析データ」などを利用できます。

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記事協力:GeoNews

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