月刊Graphia 2026年4月号(2026年3月分まとめ)

地図と位置情報を中心としたニュースサイト「GeoNews」の協力を受けて、2026年3月に掲載したニュースの中から厳選した5つの話題をピックアップして紹介します。

国土地理院、3次元電子国土基本図を4月1日に提供開始

国土地理院、3次元電子国土基本図を4月1日に提供開始

国土地理院は、建物・道路・鉄道データについて3次元化した新たな電子国土基本図となる「3次元電子国土基本図」を4月1日に提供開始すると発表しました。

電子国土基本図は、これまで日本全域をカバーするさまざまな地図の基礎となる2次元の地図情報として提供されてきましたが、国土地理院は新たに「建物」、「道路(道路中心線)」、「鉄道(軌道の中心線)」に高さを持たせた「3次元電子国土基本図」として2028年度末の全国整備を目指しています。

今回はその第一弾として、4月1日から北海道、山形県、静岡県、京都府、兵庫県、島根県、宮崎県の一部地域のデータを提供開始します。価格は1面(2次メッシュ単位、2万5千分1地形図1面相当)あたり483円(税込)で、一般財団法人日本地図センターのウェブサイトからオンラインで購入できます。

3次元データは「数値地図(国土基本情報)」の2次元の地図データに高さの情報を付加する形で提供され、製品には従来の2次元データに加えて3次元データも格納されており、3次元データの有無による価格の差はありません。国土地理院は今後もデータ整備および提供の準備が整い次第、提供地域を拡大する予定です。

地図サービス「Mapion」のウェブ版がベクトル形式に刷新、デスクトップ版では「境界線マップ」「通り名マップ」を無償提供

地図サービス「Mapion」のウェブ版がベクトル形式に刷新、デスクトップ版では「境界線マップ」「通り名マップ」を無償提供

株式会社ONE COMPATHは3月24日、地図情報サービス「Mapion」のウェブ版をアップデートして、地図データをベクトル形式に刷新したと発表しました。

今回のリニューアルでは、地図データのベクトル化により表示基盤を刷新し、従来のサーバーから画像として配信されるラスター地図と異なり、拡大・縮小時の滑らかな表示や細かな境界線や地形の視認性向上など、高解像度の環境でも美しく表示されるようになりました。地図データのベクトル化はすでにiOS版の「地図マピオン」では2020年11月に実装していましたが、今回のリニューアルによりウェブ版でもベクトル化を実現した形となります。

また、今回のアップデートにともなって、iOS版に実装されていた「境界線マップ」および「通り名マップ」をデスクトップ版限定で無償提供します。「境界線マップ」は、都道府県から町丁目まで境界線が分かりやすく表示する地図で、「街の範囲はどこからどこまでか」に特化したサービスです。「通り名マップ」は「六本木通り」や「二条通」など道の通称、俗称「通り名」に特化した地図で、日本全国の主要幹線道路や交差点名、ローカルな道路名、橋の名前、商店街やアーケード街の名前が分かりやすく表現されます。

このほか、開いた地図の右側にある「スナップショット」ボタンを押すと、現在の表示倍率のまま、画面に表示されている地図を画像として保存できる機能も追加しました。

マップル、「MAPPLE法務局地図ビューア」にてサブスクリプションサービスを提供開始

マップル、「MAPPLE法務局地図ビューア」にてサブスクリプションサービスを提供開始

株式会社マップルは3月18日、法務省が公開する「登記所備付地図データ」を閲覧できるウェブサービス「MAPPLE法務局地図ビューア」においてサブスクリプションサービスを提供開始しました。

今回新設するサブスクリプションでは、これまで利用規約に制限されていた地図の印刷や資料への添付といった複製利用を公式に許諾します。

地図印刷(PDFダウンロード)および画像作成機能については、表示中の地図をB5~A3サイズでPDF出力またはPNG画像として保存できます。4段階の解像度指定やタイトル入力にも対応し、提出書類やプレゼン資料に活用できます。図形入力機能としては、地図上にラインやポリゴンを自由に描き込むことが可能となります。図形編集や色の変更、データのインポート・エクスポートにも対応します。

また、部署内での地図複製利用を公式に許諾し、個人利用の場合は私的使用の範囲内での印刷・画像利用、法人・団体の場合は同一部署内での印刷物の共有・利用が可能となります。なお、所属部署外での利用や商用目的での公開など、この範囲を超える利用については別途、複製利用許諾契約の締結により対応可能です。

利用料金は月額2,200円(税込)で、契約期間は月単位(自動更新)、クレジットカード決済に対応します。

自転車NAVITIME、4月1日施行される道路交通法の改正に対応

自転車NAVITIME、4月1日施行される道路交通法の改正に対応

株式会社ナビタイムジャパンは3月27日、自転車ナビゲーションアプリ「自転車NAVITIME」にて、4月1日に施行される道路交通法の改正に対応したと発表しました。

今回の法改正では、警察庁より自転車の交通違反に交通反則通告制度(通称:青切符)を導入することが発表されており、「罰則の内容がわからない」「正しい交通ルールを改めて確認したい」といった声がユーザーから寄せられたため、同アプリでは対象となる違反行為の一部を抑止できる新機能を開発しました。

今回の対応により追加された機能は、ナビゲーション中に日没前になると音声案内と画面表示でライト点灯を促す「無灯火運転防止」、ナビゲーション中にルート上の一時停止標識を地図上に表示して標識に近付くと音声発話する「一時停止案内」、初回のナビゲーション開始ボタンをタップ後に注意喚起を促す「自転車安全利用五則」、「交通ルールの表示」、「画面注視防止モード」の5つで、夕方の無灯火運転や一時停止違反、ながらスマホの抑止、交通ルールの確認など、日々の安全運転を意識付けに役立ちます。

オリグレス、ユーザー参加型のアニメ聖地データベース「みんなでつくる聖地巡礼マップ」を提供開始

オリグレス、ユーザー参加型のアニメ聖地データベース「みんなでつくる聖地巡礼マップ」を提供開始

株式会社オリグレスは3月31日、ユーザー参加型のウェブサービス「みんなでつくる聖地巡礼マップ」を提供開始しました。

同サービスは、日本全国のアニメ作品の舞台(聖地)を地図上で可視化するウェブサービスです。同社が2025年8月に提供開始した総合アニメ体験メディア「聖地巡礼マップ」の記事コンテンツと連動しながら、ユーザー自身が聖地の登録や写真の投稿、コメントの投稿などを行える機能を実装しました。

記事コンテンツとシームレスに連携して作品に関する情報から地図上の聖地へワンタップで遷移できる導線を設計し、興味関心の喚起から実際の訪問までをスムーズにつなげて新しいアニメ体験を提供します。今後はマイページ機能(ログイン機能)の実装を予定しており、訪問した聖地の記録やお気に入りのスポットのブックマーク登録などの機能も追加する予定です。さらに訪日外国人向けの多言語対応にも取り組む方針です。

資料請求やご質問はフォームよりお気軽にご連絡ください。

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