月刊Graphia 2026年6月号(2026年5月分まとめ)
地図と位置情報を中心としたニュースサイト「GeoNews」の協力を受けて、2026年5月に掲載したニュースの中から厳選した5つの話題をピックアップして紹介します。
海上保安庁、日本周辺の海底を再現したマインクラフト用のワールドデータを提供開始

海上保安庁は5月12日、日本周辺の海底地形を基にした「マインクラフト」用のワールドデータを無料で提供開始しました。
公開されたのはJava版ワールドデータと統合版ワールドデータの2種類で、同庁のウェブサイトよりデータおよびマインクラフトへのインポート手順書がダウンロードできます。
このデータは海上保安庁や関係機関が調査したデータを基にしてマインクラフトで遊ぶために作成したもので、海底および地上の地形が再現されており、日本以外の陸地については地形の起伏が無い平らなデータとなっています。また、色合いはワールドデータ作成ツールによって着色されています。
PC用のマインクラフトで利用できるほか、PS4/PS5、Nintendo Switchで遊ぶ場合は有料サービス「Minecraft Realms」および各ゲーム機専用の有料のオンラインサービスへの加入が必要となります。
ナビタイムジャパン、バスの接近情報に特化したアプリ「バスどこ by NAVITIME」を提供開始

株式会社ナビタイムジャパンは5月13日、バスの接近情報に特化したアプリ「バスどこ by NAVITIME」を提供開始しました。
同アプリは、バス停ごとのリアルタイムの接近情報や遅延情報、出発済み状況などを確認できるアプリで、全国137社の路線バスおよびコミュニティバスに対応しています。
接近情報を「これから乗るバス」と「出発済みのバス」に分けて確認することが可能で、“バス停別”と“乗り場別”の切り替え表示も可能です。複数の乗り場がある大きなバス停でも、乗り場の番号を切り替えて確認できます。降車バス停を指定すると、目的地へ向かうバスだけが「ハイライト表示」されるため、乗り間違い防止に役立ちます。
乗りたいバスを選択すると最新情報がアプリの画面下部に常に固定表示される「追跡モード」を利用可能で、スクロールや画面遷移の手間が無くなり、リスト表示の走行位置とあわせて「あと何分で来るか」「今どこを走っているか」をスムーズに確認できます。
よく使うバス停やルート(乗車/降車バス停)を「お気に入り」登録することが可能で、「通勤・通学」「お出かけ」「病院」などシーンごとに登録しておくことで必要な情報をスムーズに確認できます。
Pix4D、GNSS受信機「Emlid Reach RX2」を提供開始

Pix4D株式会社は5月25日、ハンガリーEmlidTech社のGNSS受信機「Reach RX2」を日本国内で発売すると発表しました。
同製品は、高さ172mm、重量280gの小型軽量GNSS受信機。前モデル「Reach RX」の2周波(184チャンネル)から、L1/L2/L5対応の672チャンネルへとアップグレードし、将来のアップデートによりみちびき(QZSS)のL6(CLAS:センチメータ級測位補強サービス)にも対応する予定です。
キャリブレーション不要なIMU傾斜補正機能を搭載し、最大60度まで傾けても高精度な測位が可能で、数秒間デバイスを振るだけでイニシャライズが完了します。多数の測点を連続計測することが可能で、物理的な干渉によりポールを垂直に立てられないポイントでも、ポールを傾けて先端を当てるだけで正確な座標を取得できます。
Emlid純正アプリのほか主要なサードパーティー製アプリとの互換性を備えており、Pix4D社の「PIX4Dcatch」や建設システム社の「快測ナビ」にも対応しています。
パスコ、クラウド型輸配送管理システム「LogiSTAR Geospatial LINKS -Status」を提供開始

株式会社パスコは5月26日、クラウド型輸配送管理システム「LogiSTAR Geospatial LINKS -Status」を提供開始しました。
同システムは輸配送や荷役状況を可視化する輸配送管理システムで、先行提供するクラウド型の配車管理システム「LogiSTAR Geospatial LINKS -Local」と合わせて利用することにより、計画から実行、実績取得までを連携して最適な輸配送管理を実現します。輸配送状況や荷役ステータスを可視化することで2025年4月に施行された新物流効率化法に対応した業務を支援するとともに、物流業務の効率化・高度化を支援します。
ドライバーの現在地、作業進捗、到着予定時刻を把握することが可能で、庸車やスポット配送、共同配送車両を含めた一元管理を行えます。作業の予定確認や進捗管理のための専用ソフトやアプリのインストールは不要で、ウェブブラウザから利用できるため、荷主や物流事業者、委託先ドライバーまで関係者全体でスムーズに導入できます。なお、位置情報を管理する場合はアプリのインストールが必要となります。
GISupply、au LTE-M網に対応したバッテリー駆動型GPSトラッカーを発売

株式会社GISupplyは5月12日、au LTE-M通信網に対応したGPSトラッカー「TR-520」を発売しました。
同製品は、重機や建設機械、農業機械、仮設資材など屋外で利用される設備・資産の位置管理に最適化されたアンテナ内蔵型GPSトラッカーです。給電工事が不要なバッテリー駆動型のため簡単に設置することが可能で、別機材への付け替えも容易で現場状況に応じて柔軟に運用できます。au LTE-M通信網に対応しており、LoRaのような基地局設置が不要で幅広いエリアで利用できます。
IP69K対応の防水・防塵性能を備えており、泥や雨、粉塵、高圧洗浄環境など過酷な現場環境でも利用できます。屋内測位用のBLEモジュールを内蔵するとともに、3軸加速度センサーも内蔵しています。














