月刊グラフィア 2021年1月号
地図と位置情報を中心としたニュースサイト「GeoNews」の協力を受けて、2020年12月に掲載したニュースの中から厳選した5つの話題をピックアップして紹介します。
国交省、3D都市モデルを整備するプロジェクト「プラトー」のティザーサイトを公開(12月23日掲載)
国交省が進めている3D都市モデルの整備プロジェクト「PLATEAU(プラトー)」のティザーサイトが公開されました。同サイトでは、プラトーのデータをプレビューできるブラウザベースのウェブアプリケーション「PLATEAU VIEW」を公開しており、現在は東京23区全域を網羅した3D都市モデルを先行公開しています。
2. マップボックス、「Mapbox GL JS」の新バージョンを実装し3D地図の高度なカスタマイズが可能に(12月16日掲載)
Mapboxがベクトルマップ用のJavaScriptライブラリ「Mapbox GL JS vesion2」をリリースしました。前バージョンよりもパフォーマンスが向上したほか、3Dでの見せ方を調整できる「Camera API」の強化や、空の見せ方をカスタマイズできる「Sky API」の追加など、さまざまな点が強化されました。 詳しくはMapboxが12月23日に開催したイベント「mapbox/OpenStreetMap meetup」第5回のイベントレポートもご覧ください。
ONE COMPATH、日本百名山をリアルに表現した「3Dマップ」と境界線を分かりやすく表現した「境界線マップ」をマピオンテックラボで公開(12月24日掲載)
地図サービス「マピオン」を提供する株式会社ONE COMPATHが試験公開サイト「マピオンテックラボ」にて、地形を3Dで確認できる「3Dマップ」と、境界線を見やすい「境界線マップ」を公開しました。
「境界線マップ」は、11月30日に刷新したiOS版「マピオン」アプリに新搭載した機能で、ユーザーからの要望によりPCブラウザでも閲覧可能となりました。
4. ゼンリン、道路地図から住宅地図までをトータルに扱えるAPI「ZENRIN Maps API」を提供開始(12月16日掲載)
株式会社ゼンリンは、地図情報と属性情報をトータルで提供する新たなAPI「ZENRIN Maps API」を提供開始しました。
道路地図や住宅地図など同社が保有する地図情報を一元管理して顧客に提供する「時空間データベース」を活用したもので、過去情報も活用することで地域の変遷を捉えることが可能です。また、顧客が保有する住所情報を正しい住所に変換するデータクレンジングサービスも提供します。
5. ネクストスケープ、自転車用盗難防止デバイス「AlterLock」新モデルを発売(12月2日掲載)
株式会社ネクストスケープは、LPWAのSigfoxに対応した盗難防止アラーム&GPS追跡デバイス「AlterLock」の新モデルを発表しました。
AlterLockはスポーツ自転車のボトルケージに取り付け可能で、今回の新モデルは2018年12月発売の初代モデルに続く第2世代となります。従来モデルよりも小型軽量したほか、Wi-Fi測位にも対応し屋内での追跡性能が向上しました。
記事協力:GeoNews