月刊グラフィア 2024年2月号

2024年1月分の位置情報ニュースまとめ

地図と位置情報を中心としたニュースサイト「GeoNews」の協力を受けて、2024年1月に掲載したニュースの中から厳選した5つの話題をピックアップして紹介します。

国土地理院、能登半島地震の災害関連情報ページを開設

国土地理院、能登半島地震の災害関連情報ページを開設

石川県能登地方を震源とする令和6年能登半島地震により犠牲となられた方々には謹んでお悔やみ申し上げるとともに、被災者の皆様には心よりお見舞いを申し上げます。

地震が発生した1月1日以降、被災者支援を目的としたウェブサイトが数多く開設されました。国土地理院も1月1日、令和6年(2024年)能登半島地震の災害関連情報のウェブページを開設し、1月2日には「『だいち2号』観測データの解析による地殻変動(1月2日発表)」および電子基準点による地殻変動の観測データを公開しました。

「だいち2号」解析データについては、ピクセルオフセット法による解析およびSAR干渉解析を行いました。ピクセルオフセット法による解析結果では、珠洲市北部で最大約1m(暫定値)、輪島市西部で最大約3m(暫定値)の衛星に近づく変動が見られました。SAR干渉解析結果では能登半島全体に変動が見られ、非干渉域(図の灰色の範囲)はとくに変動が大きいと見られます。

地殻変動の観測データは、1月1日16時10分頃に石川県能登地方で発生した地震(M7.6、最大震度7)について、震源域周辺の電子基準点で観測されたデータをリアルタイムで解析したところ、震源に近い電子基準点「輪島」(石川県輪島市)が西方向に約1.3m(暫定値)変動したことが観測されました。このほか石川県を中心とした地域で大きな地殻変動が観測されています。

能登半島地震に関連したニュースとしては、このほかに以下のような記事もありました。

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クロスロケーションズ、訪日外国人旅行者の人流を分析できる機能を提供開始

クロスロケーションズ、訪日外国人旅行者の人流を分析できる機能を提供開始

クロスロケーションズ株式会社は、人流データ分析プラットフォーム「Location AI Platform(LAP)」のオプションメニューとして、訪日外国人旅行者の人流を分析できる3種類の機能「LAPインバウンドウィジェット」を1月中に提供開始すると発表しました。

同機能は、LAPと同様の操作感で訪日外国人旅行者の分析を国内の人流分析と合わせて行える機能で、「デイリー居住国別分布」、「アワリー居住国別分布」、「移動経路(回遊経路分析)」の3種類を提供します。

デイリー居住国分布は登録したエリアや店舗の日別の国別ID数をカウントする機能で、どの国からどの位の観光客が日単位で来訪していたかを把握できます。

アワリー居住国別分布は登録したエリアや店舗に時間帯別に来訪したID数をカウントする機能で、訪日外国人旅行者がどの時間帯に観光地や商業施設を訪れる傾向にあるのかを分析できます。

移動経路(回遊経路分析)は、登録したエリアや店舗に来訪したIDがどのような回遊ルートを辿っているかを地図上で視覚的に分析できる機能で、日本人が意識していない人気スポットなどの発見に役立てられます。

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Mapbox、AI機能を搭載した新しい「Navigation SDK」を提供開始

Mapbox、AI機能を搭載した新しい「Navigation SDK」を提供開始

Mapboxは1月8日、AI機能を搭載したソフトウェア開発キット「Navigation SDK」を提供開始しました。

同SDKは、AI対応のナビゲーション機能や車載システム、サードパーティー・ツールなどを統合したもので、位置情報に関する会話を自然で実用的なものにするAI音声アシスタント「MapGPT」を搭載しています。

MapGPTは、会話がしやすく、車両と統合されており、レストラン予約や天気予報などのサードパーティー・ツールの機能を利用可能で、車両のナビゲーションやエンターテイメント、ストリーミングサービス、オートパイロット、空調システムなどを会話で制御できます。

また、EVルート計画システム「Mapbox for EV」も含まれています。同システムは車両のバッテリーシステムと統合され、パーソナライズされたエネルギー消費パターンを監視し、航続距離を予測できます。充電ステーション運営会社との協業により、リアルタイムの空き状況に基づいて充電ステーションを提案し、支払い処理まで行えます。また、ドライバーから学習し、車が充電されるたびに充電器の可用性や互換性、性能に関するデータを記録します。

マップのスタイルは標準で「Mapbox Standard」スタイルの3D機能とライティング機能を利用可能で、76都市における2000以上のランドマークが3Dで表示されます。また、渋滞や通行止め、道路の変更に関する情報を分単位で提供し、推定運転時間と実際の運転時間の比較をもとに学習して地域特有の運転パターンを調整できます。

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ナビタイムジャパン、日向を優先したルートを表示する「日向ルート」を提供開始

ナビタイムジャパン、日向を優先したルートを表示する「日向ルート」を提供開始

株式会社ナビタイムジャパンは1月23日、ウォーキングアプリ「ALKOO by NAVITIME」および総合ナビゲーションアプリ「NAVITIME」にて、「日向ルート」を提供開始しました。

同機能は、ナビゲーションの際に日向を優先したルートを表示する機能で、ルートに占める“日向率”も表示されます。日陰の寒い道を避けて日向の多い道を通りたい場合や、凍結箇所を避けたい場合、ペットの散歩に路面温度の高い日向を歩きたい場合などに利用できます。

同社は2022年7月に「日陰マップ」、2023年7月には「日陰ルート」を提供開始し、今回も日陰ルートで培った技術を活かして日向ルートの機能を提供開始しました。日中は建物の影がほとんど発生せず日向ルートの候補が非常に多くなり、朝方・夕方は日陰ルートが多くなるため、日向と日陰をそのまま反転してしまうとルート候補の多い日中において実用性の低いルート候補が多く出てしまうことが検証段階で明らかになったそうです。そのため日陰ルートの技術をそのまま活用するのではなく、日向の特性にあったチューニングを行うことで、利用者に違和感のないルート提示が可能となりました。

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LINEヤフー、全国各地の花粉飛散情報がわかる「花粉情報 2024」を提供開始

LINEヤフー、全国各地の花粉飛散情報がわかる「花粉情報 2024」を提供開始

LINEヤフー株式会社は1月23日、「Yahoo!天気・災害」のPC版/スマートフォンブラウザ版および「Yahoo!天気」アプリにて、全国各地の花粉飛散情報がわかる「花粉情報 2024」を公開しました。

提供するのは、花粉の動きを地図上で確認できる「花粉レーダー」と、直近1週間の天気とともに花粉の飛散予報がわかる「花粉飛散予報」の2種類で、登録した地点の花粉飛散情報は「Yahoo!天気」アプリのプッシュ通知で受け取れます。

花粉レーダーでは、花粉(スギ・ヒノキ)の飛散量や飛散範囲を48時間先まで地図上で確認できます。花粉飛散予報では、直近1週間の天気とあわせて花粉(スギ・ヒノキ・シラカバ)の飛散の予想を市区町村ごとに確認できます。

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記事協力:GeoNews

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