月刊グラフィア 2023年10月号

2023年9月分の位置情報ニュースまとめ

地図と位置情報を中心としたニュースサイト「GeoNews」の協力を受けて、2023年9月に掲載したニュースの中から厳選した5つの話題をピックアップして紹介します。

国土地理院、液状化などの災害リスクがわかる「明治期の低湿地データ」の整備範囲を拡大

国土地理院、液状化などの災害リスクがわかる「明治期の低湿地データ」の整備範囲を拡大

国土地理院は9月21日、過去に低湿地であった場所がわかる「明治期の低湿地データ」の整備範囲を拡大しました。

「明治期の低湿地データ」は、明治中期以降に作成した縮尺2万分1の地図に表示されている当時の土地利用記号をもとに、河川や湿地、田、芦葦の群生地など低湿地と考えられる区域を抽出して現在の地図と重ね合わせられるようにしたものです。一般に過去に低湿地であった場所は、地震による液状化等との関連性が深いとされ、地盤改良などの対策が実施されていない場所ではリスクが高くなるとされています。

同データは2013年3月から公開を開始し、これまで三大都市圏周辺など約3.5万㎢のデータを公表していましたが、今回整備範囲を大幅に拡大し、神戸市など35地区の約4.3万㎢のデータを新たに公開しました。ウェブ地図サービス「地理院地図」で閲覧できるほか、申請手続きによりデータセットを入手・利用できます。

なお、データ作成に使用した明治期の2万分1地図のうち、古いものは地図作成時の位置の基準となる三角点が整備される前に作成されたため、「明治期の低湿地データ」の位置は、場所によっては最大100m程度の誤差を含んでいることがあります。

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ナビタイム、バイクに特化した動態分析サービス「バイクプロファイラー」を提供開始

ナビタイム、バイクに特化した動態分析サービス「バイクプロファイラー」を提供開始

株式会社ナビタイムジャパンは9月27日、バイクに特化した動態データ分析サービス「バイクプロファイラー」を提供開始しました。

同サービスは、ナビタイムジャパンが提供するバイク専用ナビゲーションアプリ「ツーリングサポーター」から利用者の同意を得て取得した検索データとGPSデータをもとに、バイクライダーの目的地検索の傾向や実際に訪問した地点を分析し、可視化できるウェブ分析サービスです。

地域ごと、年・月ごと、目的地・出発地・経由地ごとの検索数と実訪問数をヒートマップ表示で確認することが可能で、これらの検索履歴や移動実績データを活用して、バイクライダーがいつどこに移動しようと検索し、実際に移動したかどうかといった移動需要を分析できます。

任意のエリアを基点として別エリアへの検索数・訪問数を確認するOD(発着地)データ分析や、特定のエリアを訪れたバイクライダーが他のエリアをどのように訪れているかの関連性を確認するアソシエーション分析も行えます。

利用料金は月額固定で、契約期間中は月次更新される最新の情報を確認できます。目的地・出発地・経由地に関する検索数の分析など、一部機能は無償で利用できます。

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ヤマップ、全国各地の紅葉状況がわかる「リアルタイム紅葉モニター2023」を提供開始

ヤマップ、全国各地の紅葉状況がわかる「リアルタイム紅葉モニター2023」を提供開始

株式会社ヤマップは9月15日、地図上で全国各地の紅葉状況を確認できるウェブサイト「リアルタイム紅葉モニター2023」を提供開始しました。

リアルタイム紅葉モニターは、山域を中心に実際の現地状況に基づく紅葉情報を地図上で確認できるウェブサイトで、2022年には約20万の写真投稿が行われ、約580万回閲覧されました。

地図を動かすたびに同エリアで撮影された紅葉写真を一覧することが可能で、写真をクリックすると撮影された日付が表示されます。また、リンクをクリックすると写真を撮影した詳細な位置やルートなどの登山情報も確認できます。

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ウォーキングアプリ「aruku&」にユーザーごとの“歩数偏差値”を算出する機能が追加

ウォーキングアプリ「aruku&」にユーザーごとの“歩数偏差値”を算出する機能が追加

株式会社ONE COMPATHは9月26日、ウォーキングアプリ「aruku&(あるくと)」に「歩数偏差値機能」を追加しました。

同機能は、同アプリの全ユーザーの歩数をもとに独自の方法で歩数偏差値を算出する機能です。同じ年代性別の平均歩数や住んでいる都道府県内の平均歩数することにより健康意識を高められます。

ユーザーごとの平均歩数および全体平均、年代別ごとの平均歩数、都道府県別歩数平均のほか、都道府県別平均歩数のランキングもわかります。なお、同機能のリリースにあたって「歩く・歩かない都道府県別ユーザー」を算出したところ、最も歩くのは「東京都」、最も歩かないのは「鹿児島県」のユーザーという結果になりました。

このほか、今回のバージョンアップにより、ホーム画面で前日の歩数などによって「昨日は○歩だったね。この調子で頑張るクト!」「昨日は1万歩達成○日目!」など、オリジナルキャラクターの「ぽたろう」が褒めてくれる機能も追加されました。

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マップル、「MAPPLE法務局地図ビューア」に不動産登記情報の取得機能を追加

マップル、「MAPPLE法務局地図ビューア」に不動産登記情報の取得機能を追加

株式会社マップルは9月28日、法務省が公開した登記所備付地図を閲覧できる「MAPPLE法務局地図ビューア」にて、不動産登記情報(土地)の取得機能を追加しました。

MAPPLE法務局地図ビューアは、法務省が公開し、G空間情報センターにてダウンロードできる登記所備付地図データを、マップルのベクトルタイルに重ねた地図。地図を拡大すると地番が表示され、住居表示との対比がしやすく、拡大時は空中写真に切り替わり、現況との対比を簡単に行えます。

不動産登記情報の取得にはアカウント登録が必要で、法人契約や初期設定費用は不要なため個人での利用も可能です。基本料は不要で、登記情報の取得費用は1件あたり550円(税込)です。

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記事協力:GeoNews

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